ソフトバンクから楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)に乗り換えるときの手順やポイント解説。
【注意】データ使い放題は楽天回線エリアのみ
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)プランで、データ使い放題になるのは楽天回線エリアのみです。
楽天モバイル Rakuten UN-LIMITの通信エリアは、楽天回線エリアとパートナー回線エリアの2つのエリアがあります。
あなたの住んでいる地域や活動エリアが楽天回線エリアではない場合は、パートナー回線エリアでの通信となります。
パートナー回線エリアは月間データ容量は5GBまでとなります。ご注意ください。
楽天回線エリアはまだまだ狭いです。ドコモ/au/ソフトバンクの通信エリアと比べるとかなり悪いです。
契約前にどちらのエリアで通信することになるかチェックしてください
楽天モバイル Rakuten UN-LIMITプランを契約する前に、自分は楽天回線エリアとパートナー回線エリア、どちらのエリアで通信することになるかをしっかりチェックしてください。
あなたの住んでいる場所は楽天回線エリアですか?パートナー回線エリアですか?しっかりチェックしてください。
楽天回線エリアになっていても通信できるとは限らない
更に厄介なのは、楽天回線エリアになっていても楽天回線で通信できるかは分からないということです。
確かに楽天回線エリア内なんだけど楽天回線に繋がらなくて、パートナー回線で通信することになる可能性があります。
これはまだまだ楽天の基地局の整備が間に合っていないからです。そういったリスクを考えて契約しないといけません。
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるとき必要になるものを用意する
楽天モバイル契約時に必要になるもの
- 本人確認書類
- 楽天会員ユーザーIDとパスワード
- クレジットカードまたは銀行口座
- MNP予約番号(他社から乗り換えの場合)
- 楽天回線に対応したスマホ
本人確認書類
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 健康保険証(補助書類必要)
- 日本国パスポート(補助書類必要)
- 住民基本台帳カード(補助書類必要)
運転免許証があるのが一番スムーズに契約できます。
なお、健康保険証、日本国パスポート、住民基本台帳カードを本人確認書類として利用する場合は、公共料金請求書・領収書などの補助書類が必要になります。
本人確認書類の詳細は以下をご覧ください。
楽天会員ユーザーID/パスワード
楽天モバイルを申し込む際には、本人確認書類に記載されている情報と楽天会員情報が一致している必要があります。
楽天会員ではない場合は楽天会員登録してください。
クレジットカード/銀行口座
楽天モバイルでは、クレジットカードと口座振替で料金支払いが可能です。
クレジットカードは契約者本人名義でないとダメです。
MNP予約番号
他社から楽天モバイルに乗り換えする場合は、MNPを利用することで現在使用している電話番号がそのまま使えます。
楽天回線に対応したスマホ
楽天モバイルのRakuten UN-LIMITプランは、楽天回線対応製品以外の動作保証はしていません。
楽天回線対応製品とは、楽天モバイルが自社で販売しているスマホのことです。自分で調達してきたSIMフリースマートフォンやiPhoneは動作保証外としています。
ソフトバンクでMNP予約番号を取得する
ソフトバンクでMNP予約番号を発行しましょう。
楽天モバイルに乗り換える時点でMNP有効期限が10日以上残っていないとダメです。
また、申し込みの際にはMNP有効期限の入力も必要になります。MNP予約番号取得の際に忘れずメモしておいてください。
MNP予約番号は、携帯電話、一般電話、パソコン(My au)から発行できます。一番簡単で速いのはMy auからMNP予約番号を発行することです。
携帯電話/一般電話
Yahoo!ケータイ
パソコンから
- My SoftBankにログイン
- SIMロック解除をする携帯電話機の製造番号(IMEI番号)を入力して「次へ」をタップ
- 「解除手続きをする」をタップ
- SIMロック解除完了
解除コードはメモしておきましょう。
楽天モバイルのSIMを挿すと解除コードを入力する画面になるので、解除コードを入力する必要があります。
楽天モバイルに対応した製品を用意する
契約時に楽天モバイルで販売中のスマホを契約するのが最もトラブル無し
楽天モバイルは、「楽天回線対応製品をご購入、ご準備ください」、という「自分のところで販売しているスマホ以外は動作確認しない」というストロングスタイルを貫いています。
不安な人は楽天モバイルのスマホを購入するようにしましょう。楽天モバイルで販売中のスマホは以下の通り。
- Galaxy A7
- Xperia Ace
- Galaxy S10
- Galaxy Note10+
- AQUOS sense3 plus
- AQUOS sense3 lite
- arrows RX
- Rakuten Mini
- HUAWEI nova 5T
- OPPO A5 2020
- OPPO Reno A 128GB
情強である自信がある人は、SIMのみ契約+LTE Band 3/18に対応したスマホを調達してもOK
楽天モバイルでは、
- LTE Band 3(楽天の自社回線、楽天回線エリア)
- LTE Band 18(パートナー回線エリア、au回線)
の2つの周波数帯を利用してサービスを提供しています。当然ながらLTE Band 3と18のどちらも対応しているスマホを用意するべきです。
LTE Band 3にしか対応していないスマホは、楽天回線エリアでしか通信できません。パートナー回線エリアに行ったら完全に圏外になります。
- 自分の持っているスマホがLTE Band 3/18に対応している
- 俺は私は情強であるという自信がある
- 使おうとしたスマホが使えなくても他のスマホがある
- トラブルが起きても自分で対処できる
という人は、LTE Band 3とLTE Band 18に対応したスマホを用意して、SIMだけ申し込んでもOKです。
楽天モバイルは自分でスマホを用意する人に対してとても冷たいので、SIMのみ契約してスマホに挿しても繋がらなかったらそれは自己責任になります。
手持ちのスマホが楽天モバイルに繋がらなかったら、諦めて楽天モバイルのスマホを買うようにしましょう。
ここに書いてあること、後述していることがなんのことだか一切分からない人は、楽天モバイルのスマホを買うことをオススメします。
iPhoneはLTE Band 3も18も対応しているが、動作保証対象外
iPhoneはLTE Band 3/18に対応していますが、そもそもRakuten UN-LIMITはiPhoneは動作保証外なので注意してください。
なお、Rakuten LinkはiOS版は提供されていないため、Rakuten Linkのアクティベーションができません。
Rakuten Linkのアクティベーションができないと、楽天ポイントが貰える系キャンペーンの適用条件を満たすことができません。
さらに、iPhone X以前のモデルではRakuten UN-LIMITは動作しないことが確認されています。iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XR以降であれば使えるかもしれません。動作保証対象外なので…。
ソフトバンクのAndroidスマホはLTE Band 3には絶対対応。LTE Band 18は対応していないものがある
LTE Band 3は、そもそもソフトバンクが使用しているネットワーク周波数帯なので、ソフトバンクから販売されるスマホは当然ながらLTE Band 3に対応しています。
LTE Band 18は主にソフトバンクが使用しているネットワーク周波数帯ですが、ソフトバンクから販売されるスマホも意外とLTE Band 18に対応しています。
ただし、なかにはLTE Band 18に対応していないスマホが混じっているので注意してください。
手持ちのスマホを使うならSIMロック解除を
ドコモ/au/ソフトバンクで購入したAndroidスマホやiPhoneを楽天モバイルでも使いたい人は、楽天モバイルを契約する前にSIMロック解除をしておきましょう、
ただし、繋がらなくても自己責任なのでご了承ください。
ソフトバンクで販売しているSIMロック解除が可能な機種の対応周波数は以下をご確認ください。
「機種別対応周波数一覧」をみる(443KB)
楽天モバイルを申し込む
必要なものを用意したら、楽天モバイルのWebサイトから楽天モバイルのSIMやスマホを契約してください。
MNP開通手続きを行う
SIMやスマホが手元に届いたら、スマートフォン、タブレット、パソコンから「my 楽天モバイル」にアクセスして、MNP開通手続きを行ってください。
MNP開通手続きは、手続きをした時間帯によって完了時間が異なります。
受付時間 | MNP完了時間 |
---|---|
9:00~21:00 | 当日中 |
21:01~翌8:59 | 翌9:00以降 |
作用品の受け取り直後や21時直前に申し込むと、当日の開通手続きに間に合わず翌日開通となる場合があります。
MNP予約番号の有効期限終了日に近くなると自動的にMNP開通作業を行います。
MNP開通手続きの手順
- my 楽天モバイルにアクセス
- my 楽天モバイル内の右上メニューをタップして、「お申し込み履歴」を選択
- 該当する申込番号を選択する
- 「MNP転入する」ボタンを押す
MNP開通手続きが完了しないときは、 電波の良い窓際などに移動して待ってみましょう。それでも通信ができない場合は屋外で試してみましょう。
初期設定をする(スマホに楽天モバイルのSIMを挿す)
MNP開通手続きが完了したら、契約した楽天モバイルのスマホや、手持ちのスマホに楽天モバイルのSIMを挿しましょう。
- 楽天モバイルで購入したスマホに楽天モバイルのSIMを挿す
- 手持ちのスマホに挿入されているSIMカードを抜いて、楽天モバイルのSIMカードに差し替える
楽天モバイルのスマホ+SIMカードセットで購入した場合
窓際などの電波が繋がりやすい場所でスマホにSIMカードを挿入してください。自動的にインターネット通信接続が完了します。
正しくいうと、SIMカードを挿入するとAPN設定が自動で完了します。自分でAPN情報を入力する必要はありません。
SIMカードのみで契約した場合
SIMカードのみ契約して手持ちのスマホにSIMカードを挿す場合は、自動的にインターネット通信接続が完了するスマホとしないスマホがあります。
SIMカードを挿すだけで自動でAPN設定が完了するスマホと、手動でAPN設定を入力しないといけないスマホがあります。
Rakuten Linkの利用登録とSMS認証(アクティベーション)を完了させる
楽天モバイルが用意したメッセージアプリの「Rakuten Link」の利用登録とSMS認証を完了させましょう。
Rakuten Linkは簡単に言うとLINEみたいなもので、Rakuten Link同士の通話なら世界中どこから通話・メッセージをしても無料で利用できます。
- Rakuten Linkアプリをインストールする
- Rakuten Linkを起動する
- 楽天アカウントにログインする
- サービスの許可について確認画面が出るので許可する
- 携帯電話番号を入力するして送信をタップする。楽天アカウントにログイン成功していると自動で携帯電話番号が入力されている
- SMSで認証コードが送られてくる。認証コードは自動的に入力される
- 認証処理が開始され、認証が完了するとRakuten Linkの画面が表示される
楽天モバイル契約時のまとめ
- MNP予約番号を発行する
- 手持ちのスマホを利用するならSIMロックを解除する
- 楽天モバイルを申し込む
- MNP開通手続きをする
- SIMカードを入れ替えて初期設定(APN設定)をする
- Rakuten Linkの利用登録とSMS認証を完了させる
楽天モバイルを契約してお得に使っていきましょう。